AND THE BEAT GOES ON

ただならぬ関係

メンテナンス期間

仕事でメンタルが参ってしまっておやすみをいただいたついでに、

自分とPCをメンテすることにした。

 

ずっと気になってたMacBookProのキーボードの不調。

調べてみるとAppleも認識しているらしく、

ギリギリ保証期間だったから無料で修理してもらえた。

 

キーボードとトラックパッドの交換。3日くらいで戻ってきた。

打鍵時の感触が軽くなった。

が、spaceキーを押すとペチペチするのが気になる・・・まいっか。

 

自身は爆弾持ちであることがわかった。それが破裂するとリスクはかなり高くなる。

正直参ってた時に追い討ちがきたので、さらに落ち込みそうになった。

メンテは、”定期的に問題ないことを点検する作業”だと思っていたので。

正常な状態が維持されるように、点検したり手入れすることだねー。

 

きちんとした生活を心がけさえすれば、

今はそんなに重く捉えなくてもいいみたい。

 

今後についてもいろいろ見直すいい機会になった。

 

仕上げにワクチン打ってからしごと再開だー。

30代突入に向けても、いいスタートが切れそうだ。

なにごともなく、晴天。

いま読みおわった書籍のなまえ。

大切にしたい小説を見つけたので、忘れないうちに書き留めておく。

 

本屋で見つけたとき、第一印象でビビッときた。

・タイトル
・帯の紹介文
・目次
・表紙
・サイズ

この順で見て「うわーいいな」と思って、買うことを決めたと思う。

 

著者は吉田篤弘さん。はじめて知った。

表紙をひらくと目次。目次はすべて動詞になっている。

行きすぎるとスタイリッシュになってしまうけれど、

チョイスされている言葉はどれも

物語にしたらおもしろそうな言葉ばかりでここも興味が湧いたポイント。

 

ストーリー。主人公と高架下の商店街で過ごす人々の日常のお話。

絵本を読んでいるようなやさしくやわらかい文体だった。

いままで読んだ国内小説にない不思議な言い回しが多い気がした。

とてもリズミカルで、あたまのなかで音楽が鳴り映像が浮かんできて楽しかった。

 

個人の話になるが

自分の中で生活と思考することは大事なことで、

書籍では文字として誰かの思考を読み取れるので好きだ。

自分とかけ離れた大きな悲しみや喜びを味わったり

伏線が回収されてスッキリする話も好きだけど、

馴染みやすい話が著者の手により豊かに描かれることで

(それでも物語のようにはいかないけれど)

実際に生活の中で想像力を働かせて楽しむことができる。

この物語の醍醐味はそこにあるとおもう。

 

あとがきも味わい深く、著者の日記を読んでいるようだった。

読み終えるのが惜しかった。

 

きっとまた読みたくなると思うので、そのときまで本棚に大事にしまっておく。

Dynamite out

生活に嫌気がさしたときの反動で何かを始めたくなる程度。

ただの爆発。一瞬トリップしただけ。それが続くわけでもなく。

浅はかだなぁ。

 

年甲斐もなく、Dynamite out観てる。

このライブ見て高まってる自分がこわいわー。年を考えてくれ。

「教育」は高校の頃に組んでたバンドで3曲くらいやった。

入水願い、遭難、母国情緒?かな

客ドン引きだったけど、めちゃくちゃ楽しかった。

 

この時期は、音の歪みに対して

澄んだピアノの音と林檎さんの声がめちゃめちゃ綺麗にのるよね。

かと思いきや、かき鳴らす月に負け犬もいいよね。

やっぱいちばんは透明人間。ひらがな詞が似合うね。

 

 

ミッキーは今何をしてるんだろか。

千葉雄大に似てるよね。顔が可愛いところが。

・・・と思ったところで我に返った。

大学生だったころ

英語を学ぶ学科に入っていた。

 

中学教師になろうと思っていたこともあったが、ふと

自分が教員になって若い子に何を教えられるんだろう。何もない。

と思ってから、やる気がなくなった。

 

大学時代は高校生の延長線上で、最高に陰鬱な気分が続いた。

バイトと音楽以外はすべてキライだったが、

それでも一瞬、なぜだかわからないけど勉強が楽しいと思った瞬間があった。

音声学を学んでいた時だった。

 

小さい頃から親の言うことが第一で育って自分で考える頭がなかった自分は

「大卒で一人前にお金を稼ぐ」以外は考えられなかった。

楽しいと思った学問も、お金にならなさそうだったので諦めた。

目的を問われた時にも楽しい以外は何も思い浮かばず、

学んでもどうにもならないと思ってしまった。

 

楽しいことが何もなくなって大学を辞めた。

 

でも、音声学だけは教材をいまだに捨てられずにいるし

楽しかった授業の先生の名前も内容も覚えてる。

 

それだけ自分が楽しいと感じたならとことん学びなさいよ。

って今なら思える。

 

授業聞きに行くのは難しいけど、自分ではじめる分には時間もお金も十分にある。

誰にも何も影響しなくていい。誰にも共感されなくていい。

何かを生み出さなくてもいい。自分だけが楽しんで没頭できる時間

 

・・・かどうかもわからないけど。

 

英語でも音楽でもない、音と言葉の学問。

何も影響しないとかお金にならなさそうとか散々言って、だいぶ失礼だな。

 

先生の授業が楽しかっただけで、すぐ飽きたりして。

まあとりあえず、掘り起こしてみるかな。

ノルマも目標もない自分が楽しいだけの時間。ワクワクするな。

 

あ、そうそう。

久々にビビッときた。くるりの新譜。

というか、いままでの未発表曲を集めたアルバム。

くるり「thaw」ジャケット

まずジャケがいい。やっぱり、なにかと電車。リスボンの街。

 

「心のなかの悪魔」を聞く。

 

イントローーー!

 

このギターの音が昔から好きなのよ。なんて言えばいいの?こういうの。

ギターだけ、インストを電車乗りながらぼーっと聴きたい。

 

で、岸田繁の声が入ってくるんだけど。ほんとはこのまま、ギターだけでいいんだけど。

人がぼーっとしてる時にも邪魔せず寄り添うやさしい声。

だんだん楽器が増えてきて、自分と対峙して沈みそうだったところを救われる。

このアルバムでいちばん好きだな。

 

 

色々すっ飛ばして最後の曲。「人間通」

ただぼーっとさせてくれるだけのひとたちではないのですよ。

なんなんだよ。ほんとに同じひと?

 

騒がしい方のこの感じ、高校の軽音やってた頃を思い出す。ドラムの音好きだなー。

これコピーしたかったな。かっこいいだろ。

 

けど、2分くらいあるアウトロのなかで

パンをギュイギュイ振ってくるのは酔うからやめてほしい。

レコーディング勉強してた時に、いっちゃん最初に覚えてぎゅいぎゅいやって遊んでた。

思わず笑ってしまった。たのしかったな。

 

 

聴きながらいままでを思い返すことが多かったので、

ほぼ自分の思い出話になってしまった。

 

岸田さんが自らライナーノーツを書いているので、

残りはそちらをじっくり読みながら聴きましょう。

『thaw』セルフライナーノーツ|くるり official|note

 

たそがれの似合う島

めがね を観た。
与論島でたそがれる話。

もたいまさこの奇妙な感じがたまらんのよ。
言葉すくなで、問いかけにはゆっくりうなづく。
そんでいつも背筋が真っ直ぐなとこが好き。

高校の時の修学旅行先が沖縄と与論島だった。
その時はたそがれてる余裕なんてなかったから、
大人になった今、しみじみのーんびりしに行きたいな。
“たそがれる余裕”ってヘンだな。

そもそも、“たそがれる”って
どうしても夕暮れにネガティブなイメージだった。
南国でたそがれ、いいなー。

しかもジムニー出てくんのよ。とうきび畑で。
乗りたいなあ。いいなあ。


いいなあが詰まった映画。
メルシー体操は最高に意味わかんないけど、
意味分かることばかりじゃなくたっていいよね。


たいせつなのは、焦らないこと。
焦らなければ、そのうちきっと。

ブルーアワーにぶっ飛ばす

キヨ、かんわいいなあ。ずっと見てたかったなあ。

本人がいいだけじゃなくて、スナさんを見るちょっと寂しそうな顔もいい。

 

クライマックスの渡辺大知演じる夫と最強やさぐれ夏帆ちゃんの通話シーン。

おいおいおい、一番いいとこ持ってったな。

 

なんでこんなに安心するんだろな。

勝手にふるえてろ」でもそうだったけど、

渡辺大知はすべてのやさぐれ女を包み込んでくれる。

どんなにとげとげしい態度も、ぜんぶ吸収されちゃうもんね。

 

 

こんなやさしい人たちになりたいよ。

とんでけコンプレックスの塊!